ロックステディー

人間が作ったものの中で最も偉大なものを3つあげろ、と問われたら、

1.神
2.金
3.ロックステディー
4.綾瀬はるか

という順番になるのは定説ですね。
12日(日曜日)祝日前に開催の『SOUND DIMENSION』に向けて、レコードの選盤作業を開始しました。
先日の火災の被害(クソがっ!クソがっ!!クソがっ!!!)で、一軍&店内ヘビーローテーションしていたレコードがDAMEになってしまったので、作業は難航していますが、タイミングや物理的な理由で、家で長期お留守番していたレコードにも良いアルバムがたくさん眠っていて、「やっと会えたね」@辻仁成的新しい発見があります。
今朝も起きぬけにレコード墓場から何枚かを抜き取って、ターンテーブルに載せてみたんですが、
■ROCK STEADY ORIGINAL AND RED HOT / BOBBY AITKEN
■Songs for Midnight Lovers / DERRICK HARRIOT
の2枚の編集盤がすばらしいことに改めて気づきました。
2枚とも初期草野がレゲエ、ロックステディーを聴き始めたころに購入した思い出深いレコード。
針をぱっぱと落として、おいしいところだけチェックするつもりだったのですが、
ヘッドフォンから流れてくる甘い旋律で一瞬にして、当時にタイムスリップ、ペリー来航をこの目に!
気づいたら丸々LP全編に聞き入ってしまいました。
ダウンテンポなのに腰を動かさずにはいられないリズム、スムースで甘く、時に物悲しいメロディー、暖かみのある音質、
やっぱりロックステディーは自分が一生聴いていく音楽なのだろうと確信。
12日の早い時間はロックステディーをたっぷりかけてみたいなと思っています。
以下蛇足。

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■ROCK STEADY ORIGINAL AND RED HOT / BOBBY AITKEN
は、スキンヘッドのお兄さんが気に入りそうな、
BOBBY AITKENプロデュースの男気あふれるゴリゴリロックステディー集。
BUNNY LEEのロックステディーからセンチメンタルを完全排除したような、武骨でいなたいロックステディーが多いです。
収録曲では、Roy Man「Crying Time」がお気に入り。Glen Adams「Run Come Dance」とつなげてかけるのがすき。
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■Songs for Midnight Lovers / DERRICK HARRIOT
は、あまりに『なんクリ』的なアーバンかつムーディーなジャケットが購買意欲を著しく減退させるのですが、内容は、DERRICK HARRIOTの珠玉のロックステディーを詰め込んだ、TROJANの良い仕事。名曲「WALK THE STREET」も収録しています。

両方とも中古盤店とかで、1000円くらいで買えると思うので、機会があれば、是非。