Liquid Funk

kusano9302005-11-30

朝から、おなかがすこぶる痛い。
なんかRemixを読んでいたら、
最近またDrumn'Bassが巷で盛り上がっているようですね。
よくわからないのですが、ジャジーなやつや、
ハウスっぽいニュアンスのものを称して、
「LIQUID FUNK」(どうなの?そのネーミングセンス。)って言うらしいです。
前にも書きましたが、ちょうど10年ぐらい前、
めちゃくちゃドラムンベースにはまって、
ほぼ週2回のペースでクラブに遊びに行っていた時期があったんです。
D&B Sessionをメインに、
イエローでのEarth PeopleManiac Loveの月曜日、
Rythm Freaks出演の諸パーティーなどなど、下手したら週4回(しかも連チャン含む)。
マジで狂ってたし、若かった・・。
6〜7時間ぐらい、バッキバッキに踊りまくっても全然疲れなかったもの(しかも金がないから酒も一杯も飲まないで)。
なんか当時のD&Bって、まだまだ進化過程にある音楽で、
週代わりでニューヒーローが登場する、
すっごいスリリングな状況だったんです。
ヤベえ、今週見逃したら、来週の話についていけないみたいな。

事件はリアルタイムで起きているみたいな。
めちゃくちゃレコードを買っていたなぁ。
入荷日完全に抑えて、宇田川町に週5日くらいは通っていた。
95〜97年半ばぐらいにリリースされたレコードは、
ほとんどはずれがなかった(何かしらの意味で新しいことをやっていた)ので、
とにかくレーベル買いしまくり。
Creative Source,Good Looking,V-Recording,Moving Shadowなどなど、
また、本当どのレーベルもやたらとシングル出すんで、
気持ちはルンルンだけど、お財布は大変でした。
マジで月10万近く買ってた・・・。
ふんで、当時のぼくの趣味は、
トランシーなウワもの、切れ味のよいファンキーなビートの楽曲。
前者はCreative Source、Good Loking、
後者はDOPE DRAGON、V。
本当夢心地だったなぁ〜。
ところが,暫く経ってドラムンベース人気がハイプといっても過言でないぐらい、
世の中でも高まってくるにしたがって、
だんだんそういったハウシー、ジャジー、ファンキーな楽曲のリリースは減って、
ハードでメタリックな楽曲がダンスフロアとメインストリームとすずらん通りを席捲。
(なかには、語弊あるかもだけど、白人的センス横溢、
ハードロックかよ!ボディーミュージックかよ!みたいなのもあっただ。)
細々とリリースされるトランシーな曲も、
なんだか凝り固まったフォーマットに収まることに”うんとこどっこいしょ!”な曲ばかりで、
数学できんがなんで悪い!!お前は数学しかできん化物たい!!
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どれを買ってもおんなじじゃん!みたいなね。
特に97年〜99年ぐらいのGOOD LOOKINGの曲って、
すっっさまじくリズムがつまんない。
惰性で買ったり、遊びに行ってはいたけれど、
一応小学校は出ているんで、気づいた。
あらら、自分の趣味からはちょっとって感じにいつのまにか・・。
かたや、音楽性の追求に邁進しているように見えた、
Roni SIzeや4Heroもメジャー移籍してからのアルバムは、
今までやっていたことを金をかけて焼き直ししているだけにしか聞こえなかったし、
一曲10分とかの大作主義、大御所参加による箔付けなどの、
さも「高尚な音楽でござ〜い」的鼻持ちならないスノッブさ!と安いセンスには辟易・・・。
ぼくの考える金持ちの食べ物はステーキ!みたいなね。
なんか自分にとっては全然用のない音楽になってしまった気がしました。、
ドラムンベース黎明期にLTJ Bukem(先輩の福井さんに似ている)とFabio(K-1に出ていそう)がLONDON(イギリスの首都)でやっていた、
「SPEED」っていうクラブの記事を読んで、勝手に夢想していた、
ユースカルチャー(パンク魂)の遺伝子を受け継いで、
デトロイトテクノ、ハウス、レイヴ、アシッドジャズの
グットくるところを抽出、ハイブリット化した、
ドラムンベースの音楽的背景に憧れていたので、
とうとう搾取されてしまったんだなぁって、
当時はたそがれていたのです(個人的な感想だったんですけど)。
それがダンスミュージックとして有効に機能する
(いまだに最強のダンスミュージックはドラムンベースだと思っている)としても、
ユースカルチャーとしての音楽が搾取された、死んでしまった現場を目撃したみたいなね。
その反動で、リアルタイムな音楽とは距離を置いた、
ただ単純に自分にとって気持ちの良い音楽、甘いメロディーと心地よいビートのロックステディーにはまって、
ジャマイカ音楽探求が続き、
果たして、くすぶった音楽への情熱が再燃するレゲエとの出会いがあったわけです。
うぉおお、まとまんなくなってきた!



いろいろ調べていたら、Skylarkingもろ使いの曲を発見。タイトルからして、ずばりですけれど。