「STRICTLY ROCKERS 9」絶賛発売中!!

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今回は松岡徹さんによるラガマフィン・ヒップホップ集!!
まじで格好よいですよ!!!

STRICTLY ROCKERS chapter.9
selected by TETZ MATSUOKA
Ragamuffin HipHop early years vol.1
1800円(税抜き:1715円)

これは世界に誇るべき『ヒップホップ・レゲエ大全』の登場だ!!!!

「ヒップホップ・レゲエ」または「レゲエ・ヒップホップ」さらに「ラガマフィン・ヒップホップ」という言葉と、「ラガ・ヒップホップ」という言葉は似ているようで微妙にニュアンスが異なる。「ラガマフィン・ヒップホップを略してラガ・ヒップホップでしょ?」と言われてしまえばその通りなのだが、この微妙なニュアンスの違いは結構重要だ。
どちらもレゲエとヒップホップの融合、ヒップホップmeetsレゲエではあるが、ラガマフィン(レゲエ)・ヒップホップ」と略さない方は、レゲエとヒップホップが接近し混ざり合った最も初期の音、80年代半ば〜後期のものを指しているような感じ。
あくまでニュアンスなので厳密な定義なんてないけど、荒削りで、最高にイナタくて、洗練されるより先に初期衝動全開でミックスしてしまったようなこの「初期ラガマフィン・ヒップホップ」ならではのカッコよさというものが確実にあるのです。
そして!この手の音源のコレクションと注ぐ愛情にかけてはおそらく日本一、
いや世界でも指折り間違いなしなのが、
今回のセレクター、TETZ MATSUOKAこと松岡徹

80年代半ばTool's BarでDJデビュー、ツバキハウス、P,Picassoなどを経て青山MIXを中心に活動、スカ(「CLUB SKA」創設メンバー!)〜レゲエ〜ロッカーズ・ミュージックはもちろんのこと、カリビアン、アフリカン、R'n'B〜ジャイヴ、ジャズなど世界中のレベルミュージックをプレイし続けてきた「東京クラブレジェンド」!
そんな松岡氏、80年代当時、生まれたてホヤホヤのこれら初期ラガマフィン・ヒップホップを「青春をかけて本気で集め」て、まだクラブというものが全然一般的じゃなかった時代に、P,PicassoやMIXでリアルタイムにプレイしていたのですね〜。
ヒップホップとレゲエのクロスオーヴァーがメインストリームでも目立つようになってきた92年ごろの音ではなく「86年〜87年が最もイイ時期」とこだわりの発言にも重みアリ。もちろんここには90年前後のものも入っていますが、すべてに共通する匂いは、70'sのジャマイカンDeeJayや80'sのアーリー・ダンスホール(←これらこそヒップホップ/ラップのルーツ!)の流れを受け継ぐルーディーさ。臭い立つイナタさ!リアルタイムで追ってなければ収集不可能なはずのレアなセレクション、そしてルードな匂いにはこだわりながらも、NYのヒップホップ・コミュニティ発、ジャマイカのレゲエアーティスト発、ロンドン/ブリストルのUK勢など、広義で「ラガマフィン・ヒップホップ」を捉えているところにも注目。

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Ragamuffin hip hopは86〜7年くらいに現れた音楽で、双方からのアプローチは荒削りだがfreshなアイデアに満ちているものが多い、名前にskiが付くMCが多いのも冷戦終了間際の影響か、自分の中ではBOOGALOOやSKINHEAD REGGAEと同じいかがわしさを持った魅惑の音楽である。(松岡徹:談)
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